【連載】栄養便り 2月号「油は質と量を考えて」
こんにちは。
石井食品 Viridian(ヴィリジアン) 管理栄養士・野菜ソムリエの市川 菜緒子です。
今月のテーマは「免疫力を高めて風邪予防」。
〇脂質の働き
脂質は1gで9kcalという大きなエネルギーを生み出します。
また、炭水化物、たんぱく質と並ぶ三大栄養素の一つです。
不足すると、エネルギーや脂溶性ビタミン不足しがちに。
血管が弱まり、脳出血が起こりやすくなると言われています。
摂りすぎると肥満や高脂血症、生活習慣病の原因にもなると言われています。
〇見えない油に気を付けましょう
日本人の脂質摂取量を見ると、全体のおよそ8割を「見えない油脂」、
残りの2割を「見える油脂」から摂取しています。
調味料として油を控えることはもちろんですが、
これらの目に見えない油脂を摂りすぎないように、食材も上手に選びましょう。
〇食材選びや調理の工夫を
◎主菜は1食1品程度を目安に
現代では、主菜は食べ過ぎになりがちです。主菜の品数が多くなると、
脂質だけでなく、カロリー、塩分の摂り過ぎにつながります。
特に外食では気を付けましょう。
◎調理法や肉の部位にも注意しましょう
揚げ物や炒め物など油を多く使う料理は1日1品以下に控え、
お肉は脂肪の少ない部位を選ぶようにしましょう。
◎動物・植物・魚からの脂肪をバランスよく摂りましょう
肉料理が続いたら、翌日は魚や大豆料理を中心にするなど、偏りのないように食べましょう。
来月もお楽しみに!