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【コラム情報】Viridian人気食育講座コラム版 張先生の漢方入門 秋の食事

                               

 中医師の張先生を招いての「中医学食育講座」は、新型コロナウイルス感染症による社会情勢により、コラムでの紹介に変更させていただきます。イベント再開時には、改めてご案内いたします。

 
 

漢方初心者でもわかりやすく学んでいただける「漢方入門コラム」を定期的に投稿しています。

 

今回のテーマは「秋の食事」

 

9月になると、気温が下がり、空気が乾燥してきます。

 

中医学では、五臓の中の「肺」は、潤いを好み乾燥を嫌う特性があります。

 

乾燥によって、体内の水分を損ない、肺を傷めやすくなります。

 

肺は呼吸を司り、鼻・咽喉・気管に繋がり、皮膚・汗腺の機能に影響すると考えられています。

 

そのため、秋は皮膚の痒み、唇や手足のひび割れ、喉のいがらっぽさ、空咳、鼻血などの症状が出やすくなります。

 

おすすめの食材

 

旬の果物、野菜、魚などをバランスよく摂りましょう。

 

★滋陰(栄養豊富な体液を補う)★潤肺(肺を潤う)★生津(体液を生じる)

 

→体に必要な栄養素と体液を補充し、皮膚や粘膜、気道の乾燥を改善

 

★健脾益胃 → 胃腸機能を良くし消化機能を回復

 

滋陰潤肺、又は生津の食材

 

梨・葡萄・無花果、キウイ・オレンジ・柿・ざくろ・リンゴ・羅漢果・黒ごま

牛乳・豆乳・豆腐・卵・豚肉・貝柱・白木耳・百合・桑の実・クコ・蜂蜜など

漢方生薬:沙参・麦門冬・黄精・玉竹・五味子など

 

健脾益胃の食材

 

★山芋・さつま芋・じゃがいも・しいたけ・まいたけ・しめじ・なめこ・エリンギ・人参・キャベツ・さやえんどう・ブロッコリー・カリフラワー・かぼちゃ・蓮根・落花生・栗などは、疲労回復、免疫機能を高める効果があります。

 

いわし・さば・さんま・鮭・太刀魚などは、補腎(成長発育と老化に密接な関係がある中医の腎の働きを促進)、健脾(胃腸機能を健やかにする)などの働きがあります。

 

<辛いものを控えましょう>

唐辛子などは、体を温めて汗を出す作用があり控えた方が良いでしょう。また、粘膜を刺激するため、特に空咳、鼻血などの症状の出やすい方は、要注意です。

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